バーテンダーのイマジネーションを刺激する ~ミキサーの概念を覆す「HYSOPE(イゾップ)」のトニックウォーター~

バーテンダーのイマジネーションを刺激する ~ミキサーの概念を覆す「HYSOPE(イゾップ)」のトニックウォーター~
2026年に日本初上陸した、フランス発のプレミアムミキサーブランド「HYSOPE(イゾップ)」(※1)。今回は、日本で発売するトニックウォーター3種(※2)を、2026年7月より日仏商事株式会社のドリンクアドバイザーに就任したバーテンダーの南木氏に実際にお試しいただきました。

※1)ミキサーとは、主にカクテルに使用される割り材のこと。トニックウォーターやソーダなどが代表例で、 近年はベースとなるお酒の個性を引き立てる“プレミアムミキサー”への注目が高まっています。
※2)取り扱いはスタンダードの「オリジナル」に加え、「レモン」「エルダーフラワー」の計3種類

HYSOPEのトニックウォーターは、香水の都として知られるフランス・グラースで、調香師とともに開発したレシピに基づいて作られています。原材料を厳選し、全商品でオーガニック認証を取得。特徴的な4種のボタニカルがきめ細やかな泡と一体となり、苦味と香りが口の中で変化していく味わいは唯一無二。人工甘味料や人工香料・保存料を使用せず、甘さも抑えられているため、合わせるスピリッツやリキュールの風味を邪魔することもありません。
記事の後半では、HYSOPEのトニックウォーターを使用した南木氏オリジナルモクテル「メロンと抹茶のトニック」のレシピも紹介しています。ぜひ、ご体験ください。

パークホテル東京「ザ・ソサエティ」南木浩史氏 インタビュー

パークホテル東京「ザ・ソサエティ」南木浩史氏インタビュー

パークホテル東京「ザ・ソサエティ」南木浩史氏
パークホテル東京「ザ・ソサエティ」
バーマネージャー 南木浩史氏

▼Profile
ニューヨークバーテンディングスクール卒業後、ヨーロッパを回りながらミクソロジーを修得。各種コンペティションで受賞歴多数。企業とのカクテル創作、シェフとのペアリング、ゲストシフト、セミナー、ツール制作などを行うGastronomyAlgorithmを立ち上げ、世界で活躍。
カクテルは数学のようなものと捉え、All For The Delicious(全ては美味しいのために)を信条としている。
2026年に日仏商事株式会社のドリンクアドバイザーに就任。


トップ、ミドル、ラスト。時間とともに変化していく繊細な苦味と香り

HYSOPEトニックウォーター

―まずは、HYSOPEのトニックウォーターを単体で飲まれた感想をお聞かせください。
そもそもカクテルに使用するミキサーは、お酒と合わせた時に美味しくなること、つまりミキサビリティ(※3)が重要視されます。ですから、ミキサーだけで飲むと味が強かったり単調だったりするんですが、HYSOPEのトニックウォーターは繊細で味に起伏があり、単体でもすごく美味しかったですね。

日本では長らくキナ由来の成分を使用したトニックウォーターが普及していなかったので、キナ抽出物を使用した外国産のトニックウォーターが入手できるようになった時は衝撃がありました。全然味が違うと。そこでトニックウォーターの認識が一度大きく変わりましたが、HYSOPEのトニックウォーターはそれを上回る変革だと思います。トニックウォーター戦国時代が来るかもしれません(笑)。

※3)他の素材やお酒と組み合わせた際の相性や扱いやすさ。

―どのあたりに違いを感じましたか?
4種のボタニカルが使用されているんですが、それぞれが違うタイミングで立ち上がってくるんです。最初に薬草由来のキリッとした苦味がきて、中盤でビターオレンジピールのフルーティーな風味がきて、最後にキニーネ由来の苦味の余韻が広がる。流れるようなリズム、味覚が走る感覚があります。ミドルにビターオレンジを持ってくることで薬草感がマイルドになり、最後の苦味が次の一口を誘う。すごく考え抜かれた構成だと感じました。レシピを考案された方の知識とセンスに脱帽です。
人間は味覚と嗅覚で味を感じています。なので、舌で感じる五味同様に鼻から抜ける香りも重要です。HYSOPEのトニックウォーターは、鼻に抜ける香りが非常にきれいなんです。それはやはり、オーガニックの天然素材で丁寧に作られているからだと思います。

―炭酸についてはいかがですか?
苦味と香りも素晴らしかったんですが、一番惹かれたのが泡のきめ細かさでした。飲み口が柔らかくて飲み疲れないんですよ。口に入れた時に、泡が自然にほどけていく感覚があります。グラスに注ぐと、真ん中にきれいに泡が立ち上がる。とても繊細かつ上質な泡で、シャンパンの瓶内二次発酵に近いものを感じました。


定番のカクテルを一新する、理想的なミキサー

―カクテルのミキサーとしてはいかがでしょう?
繊細さや苦味と香りの展開が、カクテルに使用する際にどうかな?という懸念はありましたが、見事に裏切られましたね。例えばジントニックにしたときに、ジンが持つボタニカルの流れていく風味に、HYSOPEのトニックウォーターがすっと乗ってくる。お酒の個性をきれいに引き出して、並走してくれるんです。実際に作って飲んだ時に、非常に新しいジントニックの流れができたと思いました。

―バーにおいて、ジントニックは重要ですよね
ちなみに僕が15年ほど前にNYで修行していた頃は、“ジン&トニック”が主流だったんです。それは本当にジンとトニックだけで、ライムジュースやハーブを入れたり、レモンを絞ることもしない。ジンとトニックだけでどこまで美味しくできるかというのがありました。そういった経験を踏まえても、HYSOPEのトニックウォーターは理想的なミキサーだと思いました。

―具体的にどのあたりが理想的でしたか?
まずは甘さが控えめでナチュラルであること。日本でスタンダードだった国産のトニックは甘みが強かったので、ライムを絞ったりビターズを入れてバランスを取っていましたが、HYSOPEのトニックウォーターは甘さが抑えられているのでその必要がありません。それに加えて、ニュアンスの異なる苦味がきれいに心地よく流れる、という味の構成があります。合わせるだけで完成度の高いカクテルになるので、ご自宅で楽しむ時にもすごくいいと思います。もちろん、ハーブや柑橘類を合わせてクリエイションを楽しみたい場合にも、非常に良いパフォーマンスを見せてくれます。

今、作り手のこだわりが感じられる非常に素晴らしいクラフトジンが増えていますよね。ボタニカルの個性をしっかり残し、かつそのポテンシャルを引き出してくれるので、そういったクラフトジンにこそHYSOPEのトニックウォーターは最適だと思いました。


ナチュラル×ナチュラルが生み出す相乗効果

―カクテルやモクテルに使用する際、気をつけるポイントはありますか?
HYSOPEのトニックウォーターは、素材が天然でオーガニックですよね。人工香料も人工甘味料も入っていないので、合わせる素材もできるだけナチュラルなものが良いと思います。決して人工的なものが悪いというわけではなく、合わせるとどうしても天然由来の風味が負けてしまうんです。それこそボワロンのピューレやフレッシュなフルーツ、ワイン、ジン、絞るならライムジュースやレモンジュースなど、天然のものとだけ合わせると間違いがないです。フルーツジュースでも濃縮還元でないもの、リキュールならできるだけ素材のエキス分が多いものが良いですね。

天然由来のもの同士が相性が良いのはドリンクに限ったことではないので、素材にこだわるパティスリーやレストランでも有効だと思います。ソフトドリンクとしてそのまま提供するのはもちろんですが、煮詰めて炭酸を飛ばしてシロップとして使ったり、アガーと混ぜてジュレにもできます。ポテンシャルが高いので、ミキサー以上の役割が期待できるんです。

―モクテルとの相性はいかがでしょう?
相性はすごく良いと思いますよ。モクテルを選択される方は、素材にこだわったものやナチュラルな味わいを求めている方が多い印象があります。そういった方には、オーガニックであるHYSOPEのトニックウォーターがマッチするのではないでしょうか。モクテルだとお子さまも飲まれますし、そうなると一層ナチュラルなものを味わって欲しいと、僕としては思うんですよね。

―フードを合わせるとしたら、どんなものがいいでしょうか。
HYSOPEの繊細な泡と風味の構成は、いろんな料理と合わせやすいと思います。特に前菜や、いろんな食材が入ったブッダボウルのようなものと相性がいいかなと。エルダーフラワーのトニックは白身魚とも合いそうですね。


レモンとエルダーフラワー アイデアが膨らむ2つのフレーバー

―今回、オリジナルに加えてレモンとエルダーフラワーのフレーバーもお試しいただきましたが、いかがでしたか?
レモンは、酸味だけじゃなくレモン本来の渋みや苦味も感じられたのが印象的でしたね。ジントニックにすると、レモンジュースを絞るより爽やかになります。あとは、シェリーやドライベルモットなど、ワイン系のお酒とも相性が良いですね。暑い日に、たくさん氷を入れて飲んだらすごく美味しいと思います。

エルダーフラワーは、個人的に1番好きです。今まで飲んできたエルダーフラワートニックの中でも頭抜けて美味しかったです。エルダーフラワーのリキュールやシロップはカクテルでも使うんですが、本来の香りとはちょっと違うんですよね。拡張されたような風味がどうしてもある。HYSOPEのエルダーフラワートニックは、自分でエルダーフラワーのシロップを作ったときに近い、白い花のようなきれいな香りがしたんです。故に、ミキサーとして使ったときに他の素材に負けてしまうんじゃないかと思いましたが、実際に合わせてみるとしっかり維持されていましたね。

エルダーフラワーもレモンも、煮詰めてシロップにしてからシェイクするカクテルに使ったんですが、どちらもすごくきれいな味に仕上がりました。例えば、エルダーフラワーはギムレット、レモンはレモンドロップなんかに使うと非常に美味しくなります。

シロップとして活用できるということは、炭酸が抜けてしまったとしても素材として利用できるということなので、無駄がないのもポイントが高いですね。あとは大箱の店を回すとき、このシロップを準備しておけば、クオリティの高いカクテルを安定して提供できます。

―アイデアが広がりますね。


~南木氏によるモクテルレシピ 「メロンと抹茶のトニック」~

メロンと抹茶のトニックとHYSOPEトニックウォーター

 [Ingredients]
35g レ・ヴェルジェ・ボワロン メロンピューレ
100ml HYSOPE トニックウォーター
25ml 水点て抹茶
※アルコールを加える場合はウォッカ(ライススピリッツ推奨)を15ml、メロンピューレと合わせて注ぐ

[Method]
ビルド
 [Glassware]
タンブラー
 [Ice]
カチ割り氷
 [Garnish]
シナモンスティック
ココナッツパウダー
 [How to make]
グラスにメロンピューレを入れて氷を組むように入れていく。
トニックウォーターを静かに注ぎ、抹茶をフロートする。
ココナッツパウダーをトップし、シナモンスティックを飾る。


[Story]
天然の材料で作られたHYSOPEのトニックウォーターは穏やかで滑らかな風味を持ち、きめ細かい泡が異なる苦味を転がして味覚を刺激する。
良い意味で味に凹凸がないので、ここに素材をはめ込む。
入口にフロートした水点ての抹茶の爽やかな苦味を乗せて、中盤はHYSOPEの味わい、後半に顔を出すメロンの余韻の長い甘味に抹茶のうま味が重なる。
トップのココナッツとシナモンは2口目からの仕掛け。
流れるような美しい味わいのHYSOPEだからこそ可能な組み合わせのモクテル。


メロンと抹茶のトニック


トニックウォーターから溢れ出す、新しい美味のアイデア

南木氏に、単体でも非常に美味しいとお墨付きをいただいたHYSOPEのトニックウォーター。相性の良いジンをはじめ、ベースや副素材の選択、さらには煮詰めてシロップとして使うアイデアまで提案していただきました。その中で、「トニックウォーター特有の苦味と酸味は、日本人に馴染みやすいのでは」とのコメントがありました。実際に作っていただいたモクテル、「メロンと抹茶のトニック」でも、抹茶の渋みや苦味とトニックウォーターのハーモニーが大変心地よく、和の食材との相性の良さを実感できました。と同時に、メロンやシナモンの風味も生かしながら、口の中で味が変化していく複雑な構成はHYSOPEのトニックウォーターなしでは成立しないとも感じました。
個人的に、トニックウォーターはカクテルのミキサーのイメージが強かったのですが、今回の取材を通してその可能性に気付かされました。南木氏の言われたように、HYSOPEの商品を発端にトニックウォーター戦国時代が始まれば、日本のカクテルやモクテルがさらに面白くなりそうですね。



・HYSOPE商品の詳細はカタログでご覧いただけます。

・レ・ヴェルジ・ボワロンの詳細はカタログでご覧いただけます。


・HYSOPE プレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000119860.html


・HYSOPE商品についてのお問い合わせはこちら下記よりお願いいたします。